理系の大学生や、新入社員などがぶち当たる壁の一つに、レポートの提出やプレゼンがありますね。
「レポートでわかりやすいグラフを載せたい」
「そもそもグラフって何を書いたらいいの?」
と、大学生の頃に思っていたことがあります。
今回は「一般的にこういうグラフって好まれるよね」というグラフの体裁を紹介します。
見本はこんな感じ!
何をグラフにしたらいいの?
グラフはざっくりいうと「横軸を変化させたときに縦軸の値がどう変わるか」を視覚的に表したものです。
y=xなんかはわかりやすいですよね。
比較したい値がy軸にくることが多く、「近所のスーパー5つのりんごの値段を比べてみた」という内容であれば、横軸は「スーパーの名前」、縦軸は「りんごの値段」にするわけです。
自分が得たデータについて、何が横軸で縦軸なのか、まずはそこをはっきりさせましょう。
グラフに必要な5つの要素
グラフにするものが決まったとして、グラフに必要な5つの要素を紹介します。ここでいうグラフとはXY平面で書かれるグラフです。
ここで忘れないでほしいのは、「ぱっと見てなんのグラフかわかる」ということです。 さらに言えば、見た人がデータが再現できるか同じことをしたときに、比較しやすいようにすること。
一つずつ見ていきましょう。
横軸(縦軸)のラベルと単位
これはとっても大事です。「近所のスーパー5つのりんごの値段を比べてみた」という内容を考えてみます。
縦軸や横軸のラベルがなければ、縦と横のどちらが値段なのかスーパーなのか、グラフをみても分かりません。
また、単位も円なのかドルなのか、ウォンなのかなんて見てる人にはわかりません。
「日本なんだから円に決まってるだろ!」
なーんて、本当に円かどうかは作った人にしかわかりませんよね。
なので、ラベルと単位は重要です。必ずつけましょう。
データの凡例
「凡例ってそもそも何?」
と思う人もいるかと思います。凡例とは、で調べてみると
goo辞書
と出てきますが、よくわかりませんね。
カンタンに説明します。
「近所のスーパー5つで売っているくだもの5つの値段を比べてみた」とかいうグラフを書くとしたとき、「りんご・梨・みかん・ぶどう・キウイ」などと表示しているのが凡例です。
凡例がないとどれがどの値段かわかりませんね。
凡例はとっても大事です。
ほかにも、温度を変えた測定データがいくつかあったとしましょう。
これらを並べるときはデータの近くに温度条件などがある方がわかりやすい場合があります。
慣れてくるとカンタンになりますが、どんなグラフのほうが相手にデータが伝わるか意識して作ってみましょう。
データ取得の条件
データを取得したときの「場所・気温・湿度・磁場・圧力」や「試料名」、溶液中での測定であれば「溶液名」など、基本的にそのとき「一定である条件」で大切なものを記載します。
例えば「最低気温の比較」をしたときに、東京だけの比較であれば「東京」と書きます。
上記グラフは気象庁の観測データを用いて作成しています。
逆に「同じ日」に「違う場所」で最低気温を比較する場合は「日付」を書きます。
タイトル・キャプション(説明)
このグラフがなんのグラフなのか説明が必要ですね。
「タイトル」だったり図の下に「キャプション(説明書き)」であったりすると、わかりやすくなります。
ぜひ心がけましょう!
終わりに
今回は綺麗なグラフを作るための必要要素を紹介しました。
レポートなどに活用してくれると嬉しいです!
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